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一人の気持ちも取りこぼさない
そういうコミュニケーションを生み出したい。

株式会社パラドックス 東京オフィス ディレクター 奥山 千遥

高い理想を追いかけている経営者の方と、同じ視座に立てるようになりたい。現場でお客さまと向き合って働いている社員の方々の想いにも寄り添いたい。サービスを利用している人の気持ちも理解したいし、その企業をまだ知らずに暮らしている、世の中の人の気持ちも忘れずにいたい。そういうみんなの想いを行き来して、一人の気持ちも取りこぼさないコミュニケーションを生み出す。とても難しいことですが、そんな理想が私にはあります。

廃棄物ゼロの社会を目指す石坂産業様とのプロジェクトでは、まさにその理想に挑戦しています。社内外の多くの方々と一緒に課題やコンセプトを見定めていくプロセスから、メッセージをまだ届けられていない人へ広く発信する活動まで。「CHOICE! ZERO WASTE AWARD」(※)のカンファレンスを開催し、ライブ配信したときは、司会進行の大役を任せていただき、緊張しながらも、世の中に発信している実感に、とてもワクワクしている自分に気付きました。

最近は、中高生にキャリアについての講演をする機会をいただいて、200人もの生徒さんを前にお話をする機会をいただいたり、自分も学んだ東北芸術工科大学で後輩たちに週1回の授業をすることになったり、教育の分野での活動も増えています。これがまた楽しいです。できないと思い込んでいた生徒さんが、自分にもできると気づいてくれるなど、コミュニケーションで可能性をすくい上げるようなことができたときがいちばん嬉しい気持ちになります 。

私自身は山形の農家で生まれ育って、畑を手伝ったりしながらも、文化的なことや創作が好きで、小学生の頃から文化祭の演劇の脚本を書いたり、近所のおばあちゃんを取材するような子でした。学生時代は山形のコーヒー店を紹介するメディアをつくったり、企画やクリエイティブの道を模索していました。そんな自分の原体験もあって、もっと地方でもクリエイティビティを発揮してやりたいことをやれる場や人を増やしたいと考えるようになっています。「教育×地方」で、みんなが自分らしく生きられるようにする。誰の可能性も取りこぼさずに。楽しいな人生ってみんなが思えたほうがいい。全員が楽しくないと!

奥山 千遥

2019年入社。お米とスイカをつくる山形県の農家で生まれ育つ。おばあちゃん子。東北芸術工科大学企画構想学科で、企画力やプロジェクトマネジメントを学び、パラドックスへ。10社前後のクライアントのプロジェクトに携わっている。 ※「CHOICE! ZERO WASTE」 石坂産業様を中心に、企業経営者、パラドックスメンバーも参画している「SUTE.lab(ステラボ)」が主催する「捨てない」未来をつくるプロジェクト。「CHOICE! ZERO WASTE AWARD」認定製品を発表し、ゼロウェイスト社会につながる「選択」を広める活動を展開中。

生き様、様々。
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