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世界一の会社だということを証明する。
その旅の途中に僕はいる。

株式会社 Plan・Do・See 取締役 三原 直

お金をかければある程度儲かるという事業展開のお話は今までたくさんありましたが、それは自分たちである意味がないので、選んできませんでした。簡素化して省人化して、ある程度誰でもできるようにして会社の株価を上げようとする考え方とは、全く違うコンテクストで僕たちは生きている。街や場所のもつ歴史や背景、個性を大切にしたそれぞれのビジョンが良い世界をつくっていくと僕たちは考えています。だから大変でも一つひとつの場所、一人ひとりの人に向き合う。そんな非効率なことをいつまでやるんですかと言う人もいます。一生だと思います。これが楽しくて僕たちはやっているので。そう答えます。収益性ばかりを考えて、人件費をずいぶん低く見積もった事業計画のホテルで、20年、30年と、誰が働いて、どう幸せになるのかのほうが僕たちにはわからないのです。

パラドックスさんには創業期から気づかせてもらうことが多くありました。「ベンチャー社長」という型にはめて紹介されることが多かった社長の野田豊加を、初めて野田らしい笑顔の写真で表現してくれたのがパラドックスさんでした。行動指針をまとめた「7箇条のESSENCE」というクレドブックをつくっていただいたことも忘れられないメモリアルワークです。各拠点のコンセプトワークをしてもらったときは、ヒアリングからストーリーにまとめていくプロセスによって、メンバーのあり方を強く育ててくれました。僕たちの成長や模索に伴走し、その時々で必要なことをしてもらっています。

 素直で、朗らかで、謙虚な人間たちが、人を喜ばせようと楽しく豊かに働く。このBeing(あり方)において、Plan・Do・Seeはすでに世界一の会社だと思っています。でもそれは自分たちの自己満足。実際に誰から見ても世界一の会社のひとつだということを証明していきたい。国内外でたくさんのプロジェクトが動いています。まだ僕たちがやりたいことはいっぱいある。これからの数年が30年先のPlan・Do・Seeに大きく影響すると捉えて、世界一だと証明できる未来と今をつなぐ。それが僕の役割です。

三原 直

株式会社 Plan・Do・See 1993年創業。
ウェディングのプロデュースから始まり、「日本のおもてなしを世界中の人々へ」というミッションを掲げ、国内外の主要都市にホテル・レストラン・バンケットを運営する企業へ成長。歴史ある建築物のリノベーションを数多く手がけ、唯一無二のおもてなし空間をつくりあげている。ビジョンは「日本・世界の素敵な場所に、街の価値を上げ、関わる人すべてが誇りを持てる最高に心地良い空間を作り、進化させ続けていく」。

生き様、様々。
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