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とことんやる。すると胸を張れる。

株式会社ニチイ学館 人財開発事業本部 松本 裕美子

介護の仕事は、とてもいい仕事です。働く人たちが生き生きとしています。でも、世の中のイメージはそれとはギャップが大きくて、なかなか実態を知ってもらえていない。この職業自体の認知を高めて、よろこびや楽しさを知ってもらって、介護の仕事をする人を増やすこと。それが今の私のミッションです。

 私は今、ニチイ学館の人材採用を統括する部署で働いています。高齢者が増えていく時代において不足傾向にある、介護や医療の分野で働く人や、その領域で働くために学ぶ人を増やしていくのが役割です。パラドックスさんと採用ブランディングに取り組み始めたのは約2年前から。目的に対して、ときには私たち以上に向き合って親身に考えてくださるあきらめない人たちでした。なんでも相談させてもらいました。一緒にとことんやることで、私たちもより胸を張れるようになったと感じています。採用サイトで発信する動画や写真では、現場のメンバーが心から仕事を楽しんでいる様子、人の愛おしさやあたたかさが表現できて、採用プロジェクトのメンバーにも現場のメンバーにも、涙する人がいました。

 介護の人材不足という社会課題を解決するというミッションは、大きくて容易なことではありません。でも、そこに向かう過程は小さいことの積み重ね。これはできた、次はこれをやろうと、一個一個、仲間と取り組んでいくことは、すごく楽しいことだと感じます。私たちの働きかけで介護の分野に進んだ人が、この道を選んでよかったと言ってくれたときは最高です。

私自身は、中学生の頃に児童養護施設にボランティアに行って、そこで暮らす方にとっての生きにくさ、その改善が必要だと感じたことが、今の自分の生き方を決める原体験だったように思います。人生でこれを成し遂げたいと掲げるタイプではありませんが、人や社会をより良くすることの役に立ち続けたい。これからも自分をオープンにして、いろいろな相談や機会が入ってくる人間でありたいと思います。

松本 裕美子

株式会社 ニチイ学館 1968年、医療保険請求業務の受託事業により創業。
1971年から医療事務教育を開始。そして1996年に介護事業をスタート。「社業の発展を通して豊かな人間生活の向上に貢献する」を経営理念とし、保育、ヘルスケアなどを含む、人の生活に関わりの深い分野で事業を展開している。介護職の新卒採用スローガンは「やさしさを、生きる力に。」

生き様、様々。
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