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日本企業の志が世界に羽ばたく。
それを支える“自分”になります。

株式会社パラドックス 東京オフィス ディレクター 佐原 藍

6歳から大学卒業まで、父の仕事の関係で、日本とアメリカを行き来しながら育ちました。自分を強く主張するアメリカの文化も好きですが、私は日本人から醸し出される「相手のために」という優しさも好き。自分も大事。相手も大事。アメリカと日本、両方の価値観のいいところを吸収していこうと思って過ごしていました。大学の卒業が近づいてきた頃、留学生向けの就職フェアで出会ったパラドックスに、この人たちと働くと本気の仕事ができそうだと思って入社を志望します。「日本企業の素晴らしさを世界に発信したい」と面接で言った私に、「いいね、やろうよ!」と乗ってくださったのを覚えています。

それから8年が経ち、今、グローバルに発信するプロジェクトを手がけることが増えています。日本生まれの企業や組織の想いを、国内にとどまらず海外にも伝えていけるように。多国籍メンバーを巻き込んでブランディングセッションを開催し、理念やメッセージ開発を行っているほか、海外でも伝わるようなコミュニケーション方法を一緒に模索しています。

ただ、グローバルといっても、伝える対象が言葉を超えて広がるだけであって、何を世界に広めたいのかと言えば、その企業の素晴らしいあり方や考え方です。規模の大きなプロジェクトになっても、それを私が見失わずにいられるのは、国内で独自の視点・志を持ちながら社会課題に立ち向かう経営者や、現場で働く方々の姿を見てきたからだと思います。入社4年目で訪問看護の会社を担当したときは、地域の高齢者を看てまわる看護師さんに、私も自転車で一日中ついてまわり、お客様の難病、独居、貧困など厳しい現実に立ち向かっていても、明るく奮闘する看護師さんたちの姿を見学しました。

人間の尊厳を守る現場を目の当たりにして、すごいと思った。この人たちを勇気づけ、支えるブランディングをしなきゃと思った。そんな経験が自分のベースにはあります。みんなが幸せに生きられるフェアな社会づくりに貢献している人たちを支えたい。その人たちの想いやストーリーを魅力的に明文化し、羽ばたかせたい。これが自分の志になりました。

入社2年目の頃、私の育成を担当してくれていた先輩から、「佐原は誰のようになりたいの?」と問いかけられたことがありました。私はそのとき「自分になりたいです」と答えていました。尊敬する人は社内外にたくさんいたけれど、その誰かのようにというより、私は理想とする自分になりたいと思った。そんな生意気な発言を先輩は嬉しそうに受け止めて、その後も伸ばそう伸ばそうとしてくれました。パラドックスはそういう会社。今、少しずつ、あのとき描いていた自分になれてきている。もっと自分になっていきます。

佐原 藍

自動車メーカーに勤務していた父の仕事の関係で、小学校1年生からアメリカへ。以後、英語での教育を主に受けて育つ。アメリカのシカゴ大学を卒業し、2014年、パラドックスに入社。日本光電工業様をはじめ、日本企業のグローバルへのミッション、ビジョンの発信を多く手がける。特に医療、介護領域の日本企業の志に共鳴し、多くの案件を手がけている。

生き様、様々。
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