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盛り上がってる。みんなが笑ってる。
それが私の生きる!

株式会社パラドックス 東京オフィス ディレクター 佐藤 優衣

自分で仕事をいただいてきて、自分がフロントに立って、企画力をめちゃめちゃ鍛えられるような場所に行ったほうが、私はいいんじゃないだろうか。東京オフィスで働いて3年目に入る頃、お客さまを先輩から引き継いで、いい環境をつくってもらっている自分は甘えているような気がして、地方への異動の希望を出していたんです。そうしたら、佐藤には沖縄がいいんじゃないかとの提案が! 人生が面白くなるのを予感して、引き受けました。

それから2年。来てよかったと思います。先輩と入れ替わりで赴任したので、ディレクターは私一人。求めていた「自分で仕事をやってる感」は、めちゃめちゃありました。一人で提案をしたこともなかった自分が、東京オフィスのクリエイティブディレクターにアドバイスをもらいながら、お客さまと交渉したり、プランニングしたり、プレゼンをしたり。沖縄酒造組合さんとの泡盛のプロジェクトでは、沖縄中の酒造所を巡りました。離島の酒造所に行くために、貨物船に乗り込んで荒れた海を渡ったこともあります。酒造所の経営者は、皆さん年上で、80代の方も。セッションは緊張しました。全員に反対される夢を見たこともあります。でも、実際は親身に話を聞いてくださる方ばかり。パラドックスとしてだけでなく、勇気を出して私自身の意見も言うようにすると、どんどん私を輪に入れてくださいました。ミッションワードやスローガンは何百本も書いて、リリースイベントではメディアへの説明も担当。周りの人に恵まれているおかげですが、手応えを感じることができています。

ユーモアとアイデアで世の中を盛り上げる。それが私の志です。実は芸人になりたい時期もあったし、お笑いの構成作家を目指した時期もあります。パラドックスに入ってからも、社員が集まるイベントでの余興は、私が漫才のネタを書いています。みんなが面白がって私のアイデアに乗っかってくれて、一緒に企画をつくっていく感じになるのがすごく好き。私の考えたことで誰かが笑ってくれているときが、私の生きているときです。

佐藤 優衣

茨城県出身。学校の運動会が雨で中止になると、近所の友だちを呼んで親主催の運動会を庭でやるような、楽しむことに全力の家で育つ。小学校の卒業アルバムでの夢は「M1優勝」。大学時代には、夜間にYCC(現:よしもとクリエイティブアカデミー)に通い、構成作家を目指す。2017年、パラドックスに入社。2020年、沖縄オフィスに赴任。泡盛や沖縄天ぷらのブランディングなどを手がける。 ※取材:2022年8月 所属などは取材当時のものになります。

生き様、様々。
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